『逆走台風』

2018年07月29日

今回の台風12号は稀にみる逆走台風。
南洋での発生時、経度からすれば房総半島の東海上を北上するものと思われた。
しかし列島に近づくにつれ、寒冷渦に沿うように大きく左にフック、列島を東から西へ縦断。
海辺で生まれ50年以上台風を観察しているが、過去高気圧に行く手を遮られくねくね迷走したのはあったが、ここまで意表を突いたのは記憶にない。
前例のない台風に予想しえないことが起こるとの報道もあり不安を掻き立てられた。
しかし幸いにも台風の規模、勢力がそれほどでもなかった為、直撃された牛窓も被害はなかった。
さて通常の台風は南西から接近、まず強い東寄りの風が吹き、目で一旦止み、通り過ぎると弱い西寄りの風が吹き返すというパターン。
それが今回はまず弱い西寄りの風が短時間吹き、一旦目で止み、通り過ぎてから強い東寄りの風が長時間吹いた。
この台風12号も異常気象の一つだと思うが、近年多発する異常気象に不気味さを覚える。

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瀬戸内海を東から西へ縦断

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台風一過、明日からまた猛暑?

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