ヤマハのマルチボートS-QUALO

S-QUALO

2018年11月 7日水曜日 14:08

こんにちは、ヤマハボート横浜店の西上です。

日に日に寒くなってきましたが、皆さん体調は崩されていませんか??

これから冬に向けて気温も段々と下がってきますが、そんな時期でもキャビン型のボートであれば快適にマリンライフを楽しめますね。

ということで今回は、横浜店にも展示されているこちらのS-QUALOのご紹介をさせていただきます。ヤマハのカテゴリーの中ではマルチボートと呼ばれる部類に入るこのS-QUALO、いったいどのようなボートなのでしょうか。

◇製品概要

Speed×Square×Stability。 3つのこだわりを掘り下げ、究極の「S」へと到達することが、このボートに課せられた命題だった。

ニュートレンドであるスクエアバウを採用した先進のボディに、ボートに求められる必須条件を高次元で融合させ、さらにクルージング、フィッシング、ステイなど、マルチプルなアソビの提案をも凝縮させたコンプリート・モデル。それが、YAMAHA S-QUALO（エス・クワロ）である。思いのままに艇を操り、心のままに走らせる。大海原を週末のフィールドにして、自分らしくボートライフを楽しむ。Anything, Anytime, Anywhere.
この艇を手に入れることは、新たな自由を手に入れることに等しい。(ヤマハ発動機HPより)

さて、S-QUALOについてざっくりと解説しましたが、ここからより詳しく説明していきたいと思います。

最初にSpeed、Square、Stabilityの3つのSを軸に解説してまいりましょう。

◇Speed(スピード)のS　最高時速35ノット!!

まずは3つのSのうちSpeed(スピード)のSから。このS-QUALOは300馬力の船外機を積んでおり、その最高時速はなんと35ノット!!

このハイスピードを実現しているのが船体の軽量化です。新製法での船体製造により従来と比べて10～12％の重量削減に成功しました。具体的には約300kgも軽くなっております。300kgというと、このS-QUALOに搭載されている船外機よりも重たいのです。つまり、船外機一つ分以上軽くなっているということですね。そう考えると、ものすごく軽くなっていると思いませんか??

これにより、35ノットというハイスピードを実現しているんですね。

◇Square(スクエア)のS　広くてドライなスクエアバウ

続いて2つ目のSはSquare(スクエア)のS。これはS-QUALOで採用されているスクエアバウを意味しています。スクエアバウとは文字通り四角いバウの形状のことです。このスクエアバウですが、従来のバウ形状と比べると大きくスペースが広がっています。また、四角い形状に伴ってバウのそり返しも大きくなっているため、波落とし効果も向上しています。

濡れにくい上に、これだけスペースが広いと停泊中には日光浴もできますし、ロープワークなど係留の準備も安心して行えますね。

少し見にくいのですが、赤い斜線部分バウのスペースが大きくなっています。バウレールも付いているので安心感がありますね。

◇Stability(安定性)のS　横波安定性153％アップ!!

そして、最後のSがStability(安定性)のS。一つ目のSでスピードの説明を読んだ際に、軽いので波にとられやすく不安定なのではないかと思った方もいるのではないでしょうか?ですが、ご安心ください。このS-QUALOでは軽量化を実現しつつ安定性の向上も図られております。チャインと呼ばれる部分に角度を付け、さらにA.R.B(アンチ・ローリング・ブレード)と呼ばれる形状を採用しています。これらのハル形状により、船体の横揺れを軽減することで走行時・停泊時の復元性と安定性を高めているのです。これまでのモデルと比較すると約153％も横波安定性能がアップしています。

こちらがA.R.B.と角度をつけたチャインです。このツメでしっかり波を掴みます。