『ノスタルジックアート』

2017年04月10日

日本語に訳すと郷愁芸術。
ご近所の高祖材木さんの工房『無垢』
ここで年に一度、船の模型、水彩画、木工細工、陶器の個展が開かれる。
入館後直ぐ一枚の風景画(橘高さん作)に目が止まる。
そこには弊社マリーナが出来る前にあった製材所が描かれている。
私は58年前この製材所西隣の平屋で生まれた。
うちは元々製材と石材加工を手掛けておりこの絵は正にルーツ。
朝から晩まで帯鋸が弁甲(木造船用材)を切断する音を聞いて育った。
鋸音も凄まじいが、中を舞った鋸くずがしょっちゅう目に入り祖母に取ってもらったものだ。
またこの木造客船は南備海運(現両備運輸)所属。
昭和49年3月31日中学生だった私は就航最終日記念にと牛窓から高松まで自転車を積込み四国をサイクリング。
この空間に身を置くと昭和の思い出が次から次へと蘇る。
「昭和は遠くなりにける」

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運命の出会いを果たした絵がこちら...

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幼少の頃船の機関室を観せてもらうのが楽しみだった

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左から高祖さん、私、橘高さん


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